NPO法人日本歯科放射線学会・第24回臨床画像大会および教育研修会
大会長森本 泰宏
(九州歯科大学歯科放射線学分野)
NPO法人日本歯科放射線学会・第24回臨床画像大会および教育研修会の開催にあたり会員ならびに関係の皆様にご挨拶申し上げます。NPO法人日本歯科放射線学会・第24回臨床画像大会および教育研修会は、2019年11月22日から24日までの3日間、福岡県北九州市のAIMビルにて開催することになりました。北九州での日本歯科放射線学会の全国大会は数十年ぶりということで、久しくお見え戴いておられない先生も数多くおられることと存じます。環境都市として世界的に賞賛されております北九州市を見て頂きますとともに、実り多き学会になりますよう充分に準備して先生方をお迎えしたいと思います。
NPO法人日本歯科放射線学会・第24回臨床画像大会も例年同様、二日目は教育研修会として学会員の先生に基礎的知識の再確認を行って戴く場を設定させて頂いております。今回の学術集会のテーマは「Basic scienceから歯科放射線学を考える」と致しました。歯科放射線学は放射線物理学や生物学といった基礎的な内容から診断学及び治療学という臨床迄幅広く含まれています。今回の学会でもそれらを上手く融合させ、幅広いテーマを取り上げて討論したいと考え決定させて戴きました。そこで、特別講演としましては、九州歯科大学顎顔面外科学分野の教授であります冨永和宏先生に口腔がんの診断を行う上でのデバイス等についてお話しして頂きます。基調講演と致しまして、疫学分野では不可欠な数学や統計学をベースに人類の進化論について研究さしておられます九州歯科大学名誉教授であります飯塚 勝先生にお願いしました。教育講演としまして歯科基礎医学の分野では真摯気鋭の生理学者であります小野堅太郎先生に痛みの発症に関してお話しして頂く予定です。勿論、一般講演では放射線基礎から画像診断及び放射線治療等、本学会の研究対象としている内容につきまして幅広く募集する予定です。多くの先生方に発表して戴き、活発な御討議や情報交換から新たな知見が生まれますことを期待しております。
奇しくも2014年に九州歯科大学は創立100周年を迎え、新たな第一歩を踏み出しております。この時期に素晴らしい機会を与えて戴きました浅海淳一理事長をはじめ役員の先生方、学会会員及び関係各位の皆様に心より感謝申し上げます。